6月

27日

鎮火祭 ちんかさい

明治33年(1900)6月27日、高岡市二番町付近より出火し、記録では、たき火が西南からの強い風にあおられて3589戸を焼き尽くしたと伝えられます。
火の粉は当神社にもおよび、社殿を悉く焼失したため、仮殿に祀られ、同35年に現在の社殿が竣工しました。

「ほしずめのまつり」とも言われ、発生した「高岡大火」の日を思い起こして防災の思いをあらたにし、災害が二度と起らぬよう、守護を祈るお祭りとして執り行います。

鎮火祭

30日

夏越大祓 なごしのおおはらえ 人形感謝清祓式 にんぎょうかんしゃきよはらえしき

6月30日の大祓は『夏越の大祓』ともよばれ、「茅の輪くぐり」とともに、「人形代(ひとかたしろ)」によるお祓いが行われます。その祝詞の最後にも、神職が「川に災厄を持って行き流す」と記されるなど、本来は川辺で神事が執り行われていました。

しかしながら、今日では、全国の神社の多くで、河川に人形代を流すことは出来ず、お祓いの後は焼納することで代えられている現状であり、当社でも諸社同様に行われてきました。
そのため、当神社では様々な祭儀考証のもと、より本来の祭祀の姿に近付けるべく、大伴家持卿生誕千三百年を迎えた平成29年より新たな試みとして、『万葉集』を編纂した家持卿が詠み、当社に関しても所縁が深い「射水川」(現在の小矢部川河口)の水を、清らかな川の流れに見立てた三本の斎串御幣(いぐしごへい)が立てられた檜樽に注ぎ湛え、清浄な〝斎水(いみず)〟として舗設。茅の輪くぐりの後、自身の災厄・罪穢れを移して手にする「人形代」を参列者それぞれが水に浮かべてお祓いします。

本来、「大祓」は毎年6月と12月末に行われ、半年間の罪穢れを神々のお力によって祓い清め、人間本来の清浄な心身に復する意味があり、平安時代には既に確立されていた国家行事です。
現在も宮中や伊勢の神宮、全国の神社でも行われ、清浄を貴ぶ日本人にとって大切な神事として伝わります。

人形感謝清祓式では、各家庭で大切にされ、役目を果たした富山ならではの風習である天神様や雛人形、五月人形、ぬいぐるみ等をお納めいただき、祓い清めます。

夏越大祓

夏越大祓

上旬

越中 泣き笑い 赤ちゃん相撲-人生の初土俵-

相撲と神事は極めて密接な由緒があり、越中の国、富山県の総鎮守・総氏神と親しく崇められる当神社で成長祈願を執り行い、神殿の特設相撲場で奉納「越中泣き笑い相撲」が開催されます。
〝丈夫で健康な子に育ってもらいたい〟という親心はいつの時代も変わらない素直な願いです。

『泣き相撲』は、赤ちゃんの健やかな成育を祈願する日本の伝統行事として、300年以上の歴史がある神事です。
全国の神社でも「泣き相撲」として開催されていますが、特に射水神社では『泣き笑い相撲』として、特に印象深い笑顔の赤ちゃんにも勝敗の基準を設けています。
〝化粧まわし〟を締めた赤ちゃんが「人生の初土俵」へあがる姿はとても可愛らしくも逞しくもあり、赤ちゃんの泣き声や笑顔で行司が勝負を決します。
赤ちゃんが抱えられながら泣き合う姿、周りの大人たちの一所懸命に応援する姿が観衆の笑顔を誘います。

ルール

本来、勝敗は関係なく、元気な姿を神様に見てもらうことに意義があります。
基本的には、「元気よく泣いた方や、満面の笑顔があふれた方が勝ち」となります。

越中 泣き笑い 赤ちゃん相撲

越中 泣き笑い 赤ちゃん相撲

中旬

茶筌塚祭-愛用の茶筅に感謝を込めて-

木々の青々とした葉が生い茂る高岡古城公園・中の島の茶筌塚で、茶会に先立ち行われているお祭りで、茶道裏千家淡交会と古儀茶道藪内流が各年で奉仕をされています。

茶筅が御神前に据えられて、清祓の後に焼納され、参列員一同が日頃使い慣らした茶筅に感謝し、更なる精進を誓います。

茶筌塚祭