「越中天神 清祓奉納祭」を初めて斎行 合格誓願も

「天神様」清祓の儀

越中の国、富山県下一円で古くから伝わる〝お正月の伝統文化〟として、〝天神さま信仰〟が特筆されます。

しかしながら、数代前より各家に伝わっている天神様のため、掛け軸等は損傷がひどくて掛けられない状態の物、また各家で諸般の事情があり、既に数年前から飾っていないなど、今後の取り扱いに困っているとの家庭が多く、年々、その対応方法についての問い合わせが急激に増えていました。

射水神社では、代々、各家庭で大切にされてきた天神さまと、贈ってくれた父祖の恩に感謝し、これまでの願を解いて、天神様のお役目を終え、射水神社にお納めいただくべく、ご案内をしたところ、県内全域より100体を超える天神様が奉納されました。

天神様の御縁日である2月25日から3日間、奉納された100体の天神様を一堂にお飾りする「越中天神 百体飾り」を行い、同28日午前11時より「越中天神 清祓奉納祭」を斎行して神恩に感謝するとともに、併せて「学問の神様」にあやかり、受験生の合格を祈願する合格誓願大祭を執り行いました。 

富山県下の伝統継承のため、今後も誠意をもって神様、ご先祖様と向い合い、お祭りの厳修に務めてまいります。

宮司 祝詞奏上

「天神様」清祓の儀

神楽「末広の舞」奉奏

感謝を込めて お焚き上げ

お供えされたカレイ、ズワイガニ、鯛かまぼこ、干柿、梅花

北日本新聞(3月1日掲載)

富山新聞(3月1日掲載)